2018年も残り少しになってきましたが!

大会ラッシュなのでたくさん更新していきたいと思います!

 

今回は香港で行われたHKDOについて、4年生のYangさんに書いてもらいました

心を込めて書きましたとのことでした、皆さんぜひぜひ読んでください☺

 

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HKDO の感想+海外大会参加の経験がどうディベートに役立つか

こんにちは、四年生のやんと申します、今回は、HKDOという豪華で派手な大会につて書いていきたいと思います。

そろそろ寒くなる時期ですね(でも、12月になっても気温は20度のまま)。香港の蒸し暑さと比べれば、私はやはり丁度いい九州の気温が好きです。HKDOという初国際大会に参加し、色んな感想や、複雑な気持ちでディベートに向き合う時期もありましたけれど、最終的には、それらを乗り越えて、まだもうちょっと頑張りたいという気持ちになりました。

この文章では、具体的のモーション解析より、ちょっと違う観点でこの大会や、大会での感想がどう自分のディベート力に役立ったかを述べていきたいと思うます。

流れとしては

1.モーション解析は細かくべし

2.ディベート外のディベートを重視するべし

3.時にはメンタルサファーするべし

 

1.モーション解析は細かくべし

突然ですが、一つのHKDOのモーションについてみていただきたいと思います。

THBT countries should tax their citizens for the income they generate while working or living abroad

国民が、海外で暮らして、働いたときもらった給料は、タックスされるべき。というモーションですが、2-3分考え、何の問題を解決するモーションだとおもいますか?

答えは、Brain drain における、人材流出を防ぐ、もしくは、その損失を防ぐことは、税金を課す事により達成すか?

残念、違います。

まず、citizens と書いて、別にSkilledや、smart という前提ではありません、別に、いやむしろpoor, stupid citizensも全然海外で働くことはできます。

自然に、そのthe incomeも単純な給料高いから贅沢できるだけではなく、その自分の国より少し給料を、自分の国の家族に仕送りして、家族を養うと言う機能もある。

最終的には、キラキラして、ビジネスマンや科学者の像ではなく、香港で働いてるフィリピン人のメイドや、アメリカで働いてる中華街のシェフの像も浮かび上がりました。

このモーションにおける、一番妥当な解釈は、なんでpoor な人でも税金を払わなければいけない理由、いわゆるjustification/harm-benefit  を比較して、最終的にtax するべきかどうかの単純なvalue judgement になるかもしれません。

ちなみにこのラウンドでは唯一のチームだけが、これはbrain drain ではないとpoint out し、一番妥当な解釈をして、当然勝って、最終的にはQFまで行きました。このラウンドで、自分のモーション読み取り基準が甘すぎと気づきました。

皆さんも、これからは、慎重にモーションを読み、正しい問題点を探し、きちんとディベートのセットアップを頑張りましょう。

2.ディベート外のディベートを重視するべし

言葉を変えるとinput を重視するということです。前は、練習などバリバリ参加し、でも結果的には上手いスピーチはできないというdeadlockになってしまいました。とある日、加藤さんのブログで、練習は、交流、勉強成果の検収の場で、決してディベート力の上昇とは繋がりがないということが書いていました。私の解釈は、決して練習をスキップしたほうがいいという訳ではなく、練習を参加しただけで、ディベートが上手くなると言う感覚は、残念ながら、間違ってるということです。練習は、根本的にoutput、知識のaccumulation、ストラテジーのaccumulation がないと、output の質は上がることがない。例えば、大会前夜に、香港の民主運動雨傘運動(umbrella movement )を勉強してました。次の日に、まさか本当にIR

THBT the UK should not have handed control of Hongkong back to China.

 

というモーションがでました。IRのモーションの経験値が低いので、正直焦りましたが、Actor motion として対応し、Hongkong citizen が中国の政権を怯え苦しんでる(自分中国人ですけど(笑))とイラストし、中国やばい、戻したから、香港人suffer してるよと言い、例の運動のケーススタディを詰め込んでいったら、伝説の日本ディベーター ありまゆさん に評価されました。スピーチの美しさでは、高校生たちにはかなわなかったけど、マターで勝てるということは、私にinput の重要さがどれくらいあるかを改めて証明しました。具体的なリサーチ方法は、あきらかとうさんのブログに書いてますけど、個人的にはモーションベースで、analysis した後に、そのモーションがのべてる問題について、方向性のあるリサーチをしたほうが、負担が少なくなると思う。もしくは、ニュースを見ながら、もしこのニュースがモーションになったら、自分はどう言うべきかみたいに、無意識に考えることがいいかもしれません。真面目にやってしまうと、真面目過ぎて負担が重く、諦めてしまう可能性が高いから。

 

3.時にはメンタルサファーするべし

自分は、大会でる、名前を刻むより、割と楽しくディベートやりたいスタンスで今までやってきました。大会出るのも、他の団体のディベータとかジャッジに会えると楽しいとおうからなんですけど、ディベートは競技で、競技は必ず勝ち負け、上下というものがあり、rational human being だったら、誰でも影響されざる負えないです。特にこういう国際大会に出ると、本当に周りが強い人ばっかりで、自分がぼこぼこにされる可能性が高いと思ってください。そんなお金のサファー、プラスαメンタルサファー両方受けるかもの大会に参加する必要性があるかと聞かれたら、私はあると即刻答えます。この二つのメリットがあるから

1.echo chamber から出られるから

2.Suffer and tolerance

人は、自分の枠に取り込まれることが多いです。部内での練習でいい結果を出して、自分はすごいディベータだなと思う人もいれば、悪い結果を出して、もうやりたくないと思う人もいます。両方も、ディベータとして改善するべき心理状態にいます。それを直すには、何かしらの大会に参加してみましょう(ディベータと、ジャッジ両方ためしてみて)。

Immediate circle を脱出し(井上杯GFモーション参考) 、もっと客観的に、多角的に人と向き合い、Immediate circleではない人の客観な意見を聞いてみよう。私がボロクソな部分を批判するより、改善点を提供したり、上手いところを正直にほめてくれたりする単純で優しいジャッジやディベーターが沢山いました。

自分が本当にどんな立場で、ディベート力はどれぐらいあるか、理想の自分の図はどうあるべきか?毎回そういう問題があるとき、先輩からの意見を聞いてもいいと思うけど、個人的には自分の枠、Immediate circleの枠から脱出して、もっと広い世界で、自分のディベート力を見直したほうがいいかなとは思います。

 

 

次は、メンタル的抗圧力のためになります。最初告げたように、大会はサファーする可能性が高いです。ランド中のモーションによるサファー、相手の強さによるサファー、緊張感にようる胃腸炎如くサファー、、、でも、ディベーターは、常にそのサファーに向き合わなければいけません。唯一の解決法は、それに慣れることです。Public speaking の緊張感や、失敗の失望感を乗り越えるように、向き合って、慣れてみましょう。なれるは、諦めるではなく、自分の弱点や失敗に、勇敢に向き合うことです。こういうのは、どこでも聞いて、何度も聞いたことがあると思うのですか、意外と難しく、でも有意義な能力だと思います。私も、大会の敗北感、もやもや感が大嫌いですが、HKDOの今までのmaximum suffer で、どん底ってこんな味がするんだなと思いました。しかし、意外と乗り越え、逆に自信を持ってしまいました、だってworst case だから、これ以上ヤバイ失敗とかないと感じたから。

その自信が、井上杯でのパフォーマンスにつながったと思います、もともとクソスピーチをしまくりのclosing position でしたが、マッチさんやHung 様 に連呼褒められたから(笑)。

 

いつの間にか、凄い文字数の文書を生産してしまいました。ここまで読んでくれた皆さん、ありがとうございます!これからも、先輩後輩問わず、意見を交換しながらディベート力をつけていきましょう!

やん やくん 

 

平成30123

 

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経験からのアドバイスはやはりありがたいですね

あと、ひらがなで”やん”って書いてるのかわいいですね☺

 

大会お疲れ様でした! 

ディベート頑張ります/ましょう!

 

●Commiserations

Multi-perspectives(Yang Yakun, Toru Oga)

 

 

↑HKDOの写真がないとのことで、Yangさんの井上杯(部内戦)での一枚