今更感があるのですが…今年の3月下旬に行われた春Tのブログを2年の鵜澤周に書いてもらいました!(投稿遅れて申し訳ありません…!)

_______________________________

 

 QUDSブログをご覧の皆様、初めまして。学部2年の鵜澤周と申します。このたび春T2021に参加してきました。拙い文章ではありますが、備忘録を兼ねてブログを書かせていただきたいと思います。

 

1. はじめに

2. 参加決定から当日まで

3. 本番当日

4. おわりに

 

1. はじめに-メンバーとロール紹介(超ざっくり)

First:同期のそら。色々なargument出してくれて英語も使いこなしていてすごい(小学生並みの感想でごめん)

SecondReply:同期の遥香。高校時代からディベートを続け、色々な大会に参加していてすごい。

Whip:鵜澤。昨春、ディベート未経験・英語力0状態でQUDSに入った。上2人のコバンザメ。

 

 

2. 参加決定から当日まで-身の程知らずにも魔境に挑むことに

 私にとっては2度目の公式戦。「Asian国内最強決定戦!」と銘打った大規模な大会ですが、「ルーキー枠もあるらしいから出ても大丈夫だろう」「この前届いたばかりのQUDSパーカーを大会で着てみたい」という謎の理由で参加を決めました。

「なんかまずいかも…」と感じたのは、大会の約3週間前。過去motionの意味がわからない、勝ち筋が見えない、vetoの正解がわからないという危機的状況にあることに気がつきました。さらに運営から送られてきた参加者リストには、名だたるディベーターの方々が…ここでようやく自分が身の程知らずの世間知らずだったことを悟りました(ちなみにチームメイト2人は前述の通りすごい子、しかも大会のレベルは最初からわかっていたようなので、身の程知らずなのは私だけです)。チームメイトに泣きつき、文字通り頭を抱えてプレパ練をしているうちに大会当日を迎えてしまいました。

 

3. 本番当日-ノックアウトされたけど楽しかったです!!

R1 Theme: education  Gov

THR the narrative that going to a prestigious university is essential for success.

THR the glamorization of continuous self-improvement in education.

THW reduce public funding to universities where members of oppressed communities are disproportionately underrepresented as students.

 緊張による仮死状態で臨んだR1。早速超強者と当たり、「これが春Tか…」と洗礼を受けた気分でした。vetoの結果真ん中でディベートすることに。

 「努力してもうまくいかないことがある」という考えを中心に、様々なことに挑戦することの重要性や挫折、環境や才能などの話をしました。相手からは鋭い反論も受けましたが、前2人の活躍により「人間関係に苦しんで逃げ出したくなる時もあり、その場合続けることが大切という風潮は苦痛になる」という話は残せたのではないかと思います。

 精神的な苦痛の少なさと様々なことに挑戦できるという点を押しましたが、イラスト不足を指摘され敗北。ですが話を立てられたところもあったのでは?という感覚もあり、純粋に楽しいラウンドだったなあという充実感を持って終えることができました。

 

R2 Theme: development  Opp

THBT micro-finance organizations (charities, NGOs, Developing Banks) should offer micro-finance loans in developing nations only to women.

THBT post-colonial states should actively and significantly decentralize state control to local tribes/regional leaders.

THBT SAPs have done more harm than good.

 motionリリース後、とりあえず思考停止。一番下はSAPsがわからないので弾き、一番上もonly to womenが難しい、真ん中ならpost-colonial statesの脆弱性と長期的なbenefitを押せるかもしれないと考え、veto213。真ん中が選ばれて一安心でした。

 post-colonial statesの性質を軸に、地方統治、元支配国との関係、経済発展、コンフリクトなどの話を考えました。Govからは「地方の人々の自尊心を守れる」という話が来ましたが、こっちでも守れるよ!メカニズムないよね!とゴリ押しし、勝つことができました。すごく嬉しかったです。RFDでは「Oppの話はアンリアな部分もあるが、Govからの反論がない以上取るしかない」というコメントをいただき、反論の重要性を感じました。反論するべきargumentの見極めや、効果的な反論をもっと勉強しようと思います。

 

R3 Theme: media  Opp

TH prefers social media (e.g. Facebook) to manipulate user’s news feeds in order to promote contents that are opposed to their beliefs.

TH welcomes the rise of online news media at the expense of traditional journalism.

THBT tech companies should continue restricting access to conservative social media platforms (e.g. Parler, Rumble, Gab etc.)

 またも相手は超強者、しかも個人的に嫌いなメディア系…。2度目の思考停止の危機。Govからは「様々なニュースを目にすることによって思考の偏りが改善される」という話が来ると考え、まずそこに疑いをかけてみました。反論を交えた意見の他「マイノリティに批判的なニュースや性犯罪をフラッシュバックさせるニュースによって傷つけられる人がいる」という話も展開しましたが、R1と同じくイラストが不足していたようで負けてしまいました。Whipもなんとか形にまとめたかったのですが、細かい分析が足りず…また反論の構造についてもご指摘をいただき、課題がたくさん見つかったラウンドになりました。

 

R4 Theme: social justice  Gov 

THS the rise of tokenism in conservative advocacy groups.

THW make police commanders personally criminally liable for instances of police brutality committed by their subordinates.

THBT progressive political candidates should not accept large donations from rich donors/corporations.

progressive political candidatescharacterizeをもとに、「金持ち企業と癒着するから良い政策出せないし、そもそも信頼がないから当選できないじゃん!」という話で押しました。プレパ中は「いけるのでは??」という雰囲気で、実際ラウンドの前半はこちらのペースに持ち込めそうな感じもあったように思います。しかし相手のSecondから一変、「お金や大企業とのコネがあれば政策への協力も得られるし宣伝ができる」という話をはじめ説得力しかない意見が次々に飛んできました。この時点で反論できるのはwhipである私だけだったにも関わらず、効果的な反論が思い浮かばず撃沈。反論も比較もFirstSecondの繰り返しになってしまい、貢献度0ムーブをかましました。個人的に一番やらかした感の強いラウンドです。反省しかありません。

 

…予選4ラウンドはこのような形で幕を閉じました。最後のラウンドで完璧にやられたなぁという感じが強く、結果は1winでブレイク落ち、もしどこかでもう一勝できていればルーキー枠reserved breakが見えたかもしれないと思うと微妙な気分でした。ですがそれ以上に、良い経験ができたなという思いもあります。全国の最強ディベーターの方々のスピーチを聞くことができただけで感動でしたし、特にR1で「ディベート楽しい」と純粋に思えたことは、自分にとって財産になったと思います。ラウンドの度に丁寧なフィードバックもいただき、とても勉強になりました。

 

 

4. おわりに-感謝と今後の抱負

 締めくくりに、皆様への感謝と今後の目標を…自分語り最高潮なのでここでブラウザバックしていただいてもちろん大丈夫です。ですが「春Tに関して鵜澤のこと助けてやったぞ!」という方には、もう少しだけ読んでいただけたらと思います。

 まず、QUDSの皆様へ。春T関係なくいつもお世話になっているのですが…特に大会前は、貴重な練習の機会で春T組を優先して組ませていただき、過去motionを使わせていただき、その上丁寧なアドバイスまでいただいて、心から感謝しております。そしてお忙しい中提供ジャッジを引き受けてくださった陽香先輩、本当にありがとうございました。

 もちろん、一緒に出場した2人にも感謝しています。今回ディベートを楽しいと思えたのは、2人が私の気づいていないようなところでたくさん助け舟を出していてくれたからなんだろうと思います。ありがとう〜!これからもコンフリクトフリーでいましょう。

 さて、最後に今後についてですが…入部からあっという間に一年経ち、いつの間にか先輩になってしまいました。後輩の皆さん本当に上手でポテンシャルも高すぎて驚きと感動と刺激の連続です。私も一緒に成長できたらと考えています(本当は色々なことを教えられる頼れる先輩になりたいのですが、険しい道のりです。もう少し猶予をください)。そしてまた大会に参加してみたいな…次はもっとチームに貢献できるよう、日々の練習を頑張りたいと思います。

 

 内容が薄いままで恐縮ですが、このまま続けると1人懺悔大会にでもなってしまいそうなのでそろそろ締めようと思います。最後まで読んでくださり、ありがとうございました!

__________________________________

 初めて同期3人で組んででた大会でしたがすでに懐かしさを感じますね………!

来月あるジェミニも頑張りましょう…!

 

最後に、Spring Tournment 2021を運営していただいたコミの皆様、ありがとうございました!