皆様8月も終わりに近づいていますがいかがお過ごしでしょうか。

今回は、8月の中旬に行われた銀杏杯にディベーターとして参加した、1年生の浪﨑陽菜さんにブログを書いてもらいました! ぜひ最後までお読みください!

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こんにちは。今年の春からQUDSに入りました、1年生の浪﨑陽菜です。ブログを書く機会をいただいたので、814日、15日に行われた銀杏杯の振り返りを書きました。ペアは大島凛士くんでした。

 

内容

1. 結果

2 ラウンドの振り返り.

3. 反省とこれから頑張りたいこと

 

1.     結果

814日の予選で22敗でしたが、5th Novice Breaking team として、ブレイクすることができました。ブレイクラウンドは初戦で負けてしまい、結果はNovice Quarter Finalist でした。22敗でラッキーブレイクな気がしますが、嬉しかったです。

 

2. ラウンドの振り返り

R1  THW require religious schools to provide sex education. (Gov) 勝ち

プレパでは、SQで性教育が学校で行われていないから、性に関して知識がなかったり誤った知識をもってしまったりして、望まない妊娠や性感染症になってしまうことがあるのかなと考えました。しかし、この論題を見た時に、性教育と宗教に関して「カトリックでは中絶が禁止されている」という知識しかなく、焦りました。フィードバックで、性の自己決定権について話せるといいよと教えていただき、宗教と性教育について勉強しなきゃなと思いました。

 

R2 THW allow terminally ill patients to take medicines that haven’t completed clinical testing.(Gov) 負け

「治験が完璧でない薬が、終末期患者に効くのか、それとも容態が悪化してしまうのか」は、水かけにもっていって、「少しでも長生きする可能性にかけることができるという選択肢がある」という点で勝ちたいねとプレパ中に話しました。しかし、Oppの、「SQの治療で十分であり、治験が完璧でない薬を投与するという選択は必ずしもrationalでない」という点が残って、負けてしまいました。PMで、「終末期患者は治験が完璧でない薬を投与するしか延命できる可能性はなく、なにもしないままだと亡くなってしまう」と言い、現状で存在している治療では、延命できないと説明したつもりなのですが、伝え方が悪かったです。また、Oppが「現状の治療で十分である」と言っていたことに、2人ともRFDを言われるまで気が付かず、予選4試合の中で一番反省しています。

 

R3  Assuming feasibility, THW erase society’s memory and evidence of the criminal past of former convicts after their release from prison. (Opp) 勝ち

LOではペアの大島凛士くんがsocial insecurity があるという話とevidencememoryが残っていることが、犯罪者が再犯しない、抑止力になるという話をしてくれました。特に抑止力の話が評価されて、このラウンドは勝つことができましたが、私のセカンドは反論もエクステンションもいまいちでした。evidencememoryが消えるってどういうことだろうと、MOスピーチの直前まで考えていて、現状でevidencememoryがいかに大切かを考えて、共有するべきだったと後悔しています。

 

R4 THBT super-aging society should prioritize the influx of immigrants rather than incentivizing their citizens to give birth. (Opp) 負け

GovOppのどちらがより労働力不足や税金不足を解消しやすいかを明らかにするディベートだよねと、ゴールを確認してプレパをしました。保育園を増設したり子育ての支援金を配分したりしてincentivizeし、長期的に見て国が安定すると説明しました。Govに「incentivizeするのはお金がかかる」とセカンドやリプライで何度も言われて、「長期的な安定のためには一時的な借金などはやむを得ない」、「移民を受け入れるのにもお金がかかる」と反論したのですが、今振り返るとあまり上手く正当化できている気がしないです。

 

 

22敗でブレイクできました。ラインスタンプで応援してもらえたり、「モーションをよく読んで、一つ一つの単語から連想されることを考えれば、アーギュメントを思いつくよ」と、次の日に向けてアドバイスをいただけたりして嬉しかったです。

 

 

Quarter final

Assuming feasibility, THW erase the sense of fear from soldiers. (Gov) 負け

恐怖心がなくなることで、体が思うように動かなかったり、手が震えたりして民間人に犠牲を出すことが減るとPMで説明しました。Oppは、「恐怖心がなくなってしまうと、民間人をどんどん殺したり、拷問をしたりして、兵士は不合理な判断をしやすくなる」というアーギュメントで、「恐怖心がなくなるだけで理性的な判断はできる」という点をもっと説明すべきでした。先輩に教えていただいたのですが、「恐怖心は何を引き起こすのか」という点について、「体が思うように動かない」以外にも「退役した後も恐怖心からくる精神疾患に苦しむ」という話ができていたらよかったです。

 

 

3. 反省とこれから頑張りたいこと

7月に出場した若葉杯に比べて、成長できたかなと思う点がいくつかありました。プレパ中に相手の言ってきそうなことを考えて、どこで勝てそうか考えることができました。しかし、プレパ中に予想していた相手のアーギュメントと、実際に相手が言っているアーギュメントは、大枠は似ていても、想定しているキャラクターや状況が異なるので、次からは相手の言う細かなニュアンスを汲み取って反論できるようにしたいです。また、精度は低いですが、PMで相手の言いそうなことを予想して、予防線を張ることもしてみました。

ブレイクはできたものの、スピーカースコアが若葉杯と全く同じで、ただ練習に参加して、フィードバックをもらって終わりという、今までのディベートの取り組み方を見直さなければならないと思いました。スピーカースコアが変わらない原因の一つに、反論の精度が低いことがあると考えました。先輩にアドバイスをいただいたのですが、プレパ中に相手の話をある程度予想することや、相手のロジックの前提をしっかり聞き取って反論することを、これから練習していきたいです。

 

最後に、一緒に練習してくれる方々、アドバイスをくださる先輩方、いつもありがとうございます。プレパ練のフィードバックをいただいたり、どんなにひどいスピーチをしても優しくアドバイスをくださったり、とてもありがたい環境でディベートができています。今回見つけた苦手なところを改善できるように頑張ります。これからもよろしくお願いします。

 


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ブレイクおめでとうございます!試合結果に満足せず、次に向けた分析までしていて感動です……!!見習いたい…!
次の大会も全力でサポートするので、頑張りましょう!!! 


大会結果

Icho Cup 2021

Novice Quarter Finalists 

チーム給食当番(Hina Namisaki, Rinto Oshima) (5th Novice Breaking Team)

 

Breaking Adjudicator 

Kazuya Kiura

Kazuma Hiraoka

 

Participants

It's stuck in "tick-and-tocking" mode. (Mami Matsuse, Miyabi Mitani)

no麺類no life! (Ryuki Saiso, Joint)

team NAFCO (Mizuki Minami, Maoto Ozaki)

 

Adjudicator 

Shunya Kishimoto

おめでとうございます!

 

最後に、Icho Cup 2021を運営していただいたコミの皆様、ありがとうございました!